2020/11/28 11:26

猛暑や冷夏、豪雨など天候の影響を受けやすい野菜の価格。この数年は毎年のように野菜高騰のニュースが流れています。
今は少し落ち着いてきましたが、今年の冬はどうなんでしょうか?そこで、以前に衝動買いをしてしまったLED水耕栽培器を復活させてみました。とても便利で面白いモノなのですが、やはりお天道様のもとで育った野菜の方がいいということで、しばらく押し入れに眠っていました。
今回は芽キャベツとレタスを育ててみたいなぁ。

ちなみに以下は以前に書いた製品紹介のブログ記事です。
気になる方は読んでみてください。

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そもそもLED水耕栽培器とは?

先日、知り合いのブログを見ていたら「LED水耕栽培器」なるものが紹介されていました。なんでも、太陽光の代わりにLED照明を使い、種まきをしたら、後はひたすら待ち続けるだけ。日陰だろうと地下だろうと、どこでもスクスクと野菜が育つというのです。
本当に⁉これが本当なら、冬でもモヒート、パクチーたっぷりのヤムウンセン、生バジルのマルゲリータピザなど夢は広がります。何より、超地産地消な安全なサラダが食べられる。
思わず衝動買いしてしまいそうな気持ちを抑えて、まずは「LED水耕栽培器」について調べてみました。
水耕栽培器とは、室内で野菜を手軽に育てられることで今人気を集めている注目の商品とのこと。LED水耕栽培と聞いて、最初はこんなの↓↓↓(野菜工場)を想像してしまったが、家庭用のものは、非常にコンパクトでインテリアとしても優れているらしい。

家庭用のものはこんな感じ。↓↓↓

電源さえ確保できれば、どこにでも設置できるのでリビングの緑としてもなかなか良い。

LED水耕栽培器の特長

さらに、LED水耕栽培器の特長をまとめてみました。
・土を使わず、植物の根を水に浸すような装置で栽培するため手間いらず。
・LED照明により室内で育てられるので日当たりや害虫の心配がいらない。
・種まきから約30日で収穫可能。
・気になる電気代は、1日12時間の点灯で月200円前後。
・子供の自由研究や食育にも最適。

注意点

このように魅力的な商品だだけど、購入前に一点確認していただきたい注意点があるようで…。それは、野菜だったら何でも栽培できるというわけじゃないということ。ある程度、水耕栽培に適した野菜に限定されるということ。ハーブや葉野菜、花など、実を食べないような植物なら、簡単に育てられる。ミニトマトやナス、オクラなども育てられるが、大根などの根菜類は向いていない。次の野菜、ハーブ類は水耕栽培に向いており比較的簡単に栽培できるらしいです。

レタス、サラダ菜、春菊、水菜、葉大根、サンチュ、といった葉野菜。エンダイブ、ルッコラ、ターサイ、チコリー、レッドマスタード、ピノグリーン、ビートオールレッド等のベビーリーフ系。そして、イタリアンパセリ、セージ、スイートバジル、クレソン、シナモンバジルなどのハーブ類。また、鈴っ子トマト(ミニトマト)も手軽に栽培できるとのこと。限られるとはいえ、これだけでもなかなかのラインナップ。

しかし…

何よりも最大の魅力は植物を育てる喜び。植物が日々成長する様子を身近に感じること。そして、自分たちで作った野菜が食卓に並ぶ。LED水耕栽培器の楽しさはそこにあるのではないだろうか!

だが、未だに「そんなに簡単に栽培できるの?」「肝心の野菜の味は?」といった不安も拭い去れない筆者。ならば、百聞は一見に如かずということで、早速ネットで購入。筆者は、いくつかある商品の中からシンプルなデザインと価格、家族向けの収穫量を考えて今回、ユーイングの水耕栽培器「グリーンファーム」をチョイスしました。「リビングに、畑を置こう。」のキャッチフレーズもなかなか素敵です。

早速、届いた水耕栽培器グリーンファーム(Green Farm UH-A01E)を開封。こんな感じ↓↓↓
栽培用ケースの大きさは幅が54.4cm、奥行き26.2cm、高さが30.5cmで、熱帯魚の水槽という感じ。

「もしかして種や肥料は別売り?」という不安もありましたが、そこは心配無用!キットの内容は盛りだくさんで、栽培用のケースにACアダプタ、液体肥料にスポンジの苗床、計量カップにレタスの種まで、栽培に必要なものはすべて揃っていました。あとは水さえあれば、その他何も買わずともその日からレタス作りがはじめられます。

説明書はモノクロ版のほか、子どもでもよく分かるようにカラーイラストを交えた小冊子もあります。小学校高学年ぐらいだったら一人で栽培できるでしょう。

セッティング

それでは、説明書に従い準備を始めていきます。
まず、栽培ケースに水を4リットル入れます。トレイ中央にある青いものは、金魚の水槽によくあるエアポンプと同じもので、水に酸素を溶かし込むものです。


次に計量カップで液体肥料を30cc計り、栽培ケースの水に混ぜます。肥料は無色透明で匂いもありません。

栽培スポンジを準備します。栽培スポンジを水に浸し、しっかり水になじませます。


栽培スポンジが準備できたら、苗床のパネルを取り付けます。ちょうど苗床パネルが水に浮いている感じになります。さらに苗床パネルの穴に先ほど水に浸したスポンジを押し込んでいきます。

栽培スポンジは1株につき1つです。栽培するものの大きさによって苗間隔が変わるため、種子をまく数も異なります。

レタス・葉物野菜系:14株
ベビーリーフ系、ハーブ系:27株

同封されていた種は、ジェンティリナグリーンというレタスの一種。売っているレタスのように丸くならない、ローメインレタスみたいなヤツらしい。種はこんな感じ。↓↓↓

スポンジの上に1つずつのせて種まきは終わり。

スポンジの上に1つずつのせて種まきは終わり。

最後に電源を入れて発芽モードにセットします。発芽モードというのは、2日間LED照明を点灯せず、種が土の中にいると勘違いさせるモード。2日経つと自動的に発芽モードが解除され、朝から夜までLED照明が点灯するようになります。

あとは、野菜が育ってくるのを待つのみです。驚くほど手間いらず。

なんと翌日、いくつかの種が発芽してきていました。非常にに小さくて、分かりにくいかも。↓↓↓

3日目

発芽から少し成長して、ようやく芽がはっきりと確認できるようになりました。現在、種まきをした14株中、11株が発芽しています。


6日目


双葉がはっきりと目視できるようになりました。このころから、1日ごとに明らかに葉が成長する(大きくなる)様子を観察することができ、毎朝栽培器を見るのが楽しくなってきました。発芽していなかった3株のうち1株が発芽してくれて、14株中、12株が発芽しています。

10日目

葉も双葉から3つ、4つと増えてきて力強さが感じられるようになりました。結構いい感じで育っています。ただ、依然2株は発芽しません…。部屋が少々寒いのかもしれません。なんたって外は雪景色です。

栽培器を設置して思ったのですが、LEDのライトは慣れないと結構眩しいです。設置する場所はリビングで問題ないと思いますが、あまり目立つとこに設置すると、結構主張してきます。ご注意を!ちなみに部屋を暗くした様子がコレです。暗闇に怪しく光っています。(笑)

15日目

 室内の暖房のおかげもあり、順調に育っています。



20日目


いよいよレタスっぽくなってきました。収穫まであと一歩です。緑が映えてとても綺麗です。鑑賞用としても重宝します。

25日目(収穫)

遂に収穫のときを迎えました。実際のところ種まきをしてからは、全くと言ってよいほどほったらかしでしたが……。それでも、自分で作った野菜を収穫する喜びは貴重なものです。
こんなにワサワサ育ってきた。↓↓↓ 

ハサミで丁寧に刈り取ります。ラスト1枚の葉っぱを残して収穫すると、またワサワサと生えてくるので経済的。

収穫した1枚を早速食べてみました。スーパーで売っているレタスと変わらずしっかり味のあるレタスです!

スポンジの先にはしっかりと根が張っていました。↓↓↓

こんなに収穫できました。これなら家族の食卓でも十分な量です。

まとめ


・本当に手間がかからない。勝手に育ってくれるため、むしろ育てている感じは薄いかも。
・小学校高学年ぐらいだったらひとりでも栽培できる。大人が楽しいだけじゃなく、子どもの自由研究、食育に最適かも。
・緑が映えて、とても綺麗。鑑賞用にもオススメです。心が癒されます。
・LEDのライトは慣れないと結構眩しいので設置場所に注意を!
・サラダとして家族で食べるには3~4週間ほど必要だが、お弁当やおかずの彩りとして使うなら2週間ほどで食べられます。
・本体価格は2万円以上と少しお高いが、個人的には家庭用ゲーム機以上に楽しめ、値段以上の満足感は十分得られた。
・思ってた以上にレタスの味が美味しかった。
・ハーブや葉野菜、プチトマト等いろいろな野菜の種子も販売されていて継続的に楽しめる。